デジマストラテジー

【完全詳細】売上を伸ばすデジタルマーケティングはストーリーで差別化が命

 

この記事の内容でわかる事

  • この記事を読むとマーケティングを成功に導くためのストーリー性を組み込んだマーケットプランを作成出来るようになります

この記事の執筆者


当記事執筆のTylerはマーケティング経験が20年超のベテラン(大半が米国)。
米国にてMBA、その後Northwestern大学にてデジタルマーケティングを含む
マーケティングの過程を修了していて、多彩な業種に対してのマーケティング
の知見を保有。 また各デジマツールにおけるGoogleのCertificationを取得しています。


今日はマーケティング施策を成功に導く為にマーケティングプランにストーリ性を
味付けして、さらに大きな共感を得て所謂Buzzる状態を作りましょう。

 

デジタルマーケティングにおけるストーリー??

Digiko
デジタルマーケティングにストーリーってどういう事ですか?


マーケティングを行う時にはターゲットの共感を得るようなストーリー性がとても大事になってくるよ。ここで大きくマーケティング施策の差がつくところだね。
Tyler

 

 

ストーリー性の重要性

ステップ6:マーケティングストーリー

今般、ストーリー性のある、又はストーリーを軸にブランド価値を高めていくようなマーケティング施策がターゲットユーザーの共感を得て成功するケースが多い。

 

具体的にはあなたの商品・サービスの背後に隠れているストーリー性を探し出して、ユーザーが共感を得やすい形でメディアに出すという事。

 

特にB2Bの企業は商品はデジタルメディア上でのマーケティングに向いていないと考えている場合もまだまだ多いです。

 

しかしながら、その商品やサービスの背景などにあるストーリーを掘り起こす事によって凄まじいマーケティングツールになる可能性を秘めています。

 

ターゲットユーザーは商品やサービスのような物と人が化学反応を起こす組み合わせを持った時に大きな共感を示す傾向がある。

 

ちょっと分かり辛い言い方かもしれませんが、例えばある商品を製造する背景にある人間ドラマとかそういったストーリーに私たちはいつも感動し、共感している。

 

ココがポイント

即ち私たち人はいつも販売している物が商品でも、共感しているのはいつも人が中心のストーリーである。

 

もう少し具体的に言うと、創業者の苦労話、製品開発での苦労話、ブランドの発祥ストーリーなどを使って人の感情に訴えかけるという方法がその商品やサービスをよく知ってもらうにも効果的で、かつ強力なマーケティングツールになる訳です。

 

つまり苦労、失敗、困難を乗り越えた"人"のストーリーが私たち人間はいつも釘付けになるほど大好きであるという事です。ですので、このストーリーの大きな流れとしては




問題(苦労、失敗、困難)→ 関心の喚起 → 解決




という流れが見ている人の感情を動かすストーリーになります。



例えばNikeのCMであればいつも人が困難を克服してヒーローになりますよね。まさに”Just do it”のタグラインそのものです。

 

短いストーリーでも人が中心の物はやはり感情に訴えますし、記憶にも残りやすいのです。



実際に私が経験した例ですが、最もシンプルな例でもしネジをデジタルマーケティングしなければいけなくなったらどうしますか?

 

今までの話を聞く前であれば「そんなものは出来ない。」又は「ネジの販売はデジタルマーケティング」に向いていないと言ったのではないでしょうか?

 

でも今までの話を聞いていれば、どうストーリーを作っていこうか少しアイデアの光が見えるはずです。

 

そう私がこの時に組み立てたのは、一見シンプルで何の変哲もないネジですがその背景に関わっている人達の物語、それこそ原料選びから最終の製品検査の段階まで教わり、そういう製造に関わっている人達の苦労やこのネジにこれだけの人が関わってこだわって作っていて、製品の耐久性については海外メーカーで作られた物とは大きな差があるというのを利用しました。

 

ただし、ここで一つ十分注意して欲しい事があります。

 

それはこのストーリーは当然私たちがステップ1からやってきた分析や検討などの大きなマーケティングプランの中の一つなので、今まで調査した潜在客のペインポイントやターゲットペルソナやブランド全体のミッションなどから逸脱するような事がないように十分気を付けて進めて下さい。

 

ポイント

ポイント1:ストーリーの中心はいつも人、それが開発した人なのかお客さんなのかはどちらでも良いが人が中心である事。

ポイント2:問題(苦労、失敗、困難)→ 関心の喚起 → 解決 というストーリーを発掘する

 

マーケティングストーリーマップ



 

マーケティングストーリーの実例

Google India - Reunion

いつも優れたマーケティングビデオを作成するGoogle Indiaのコマーシャルビデオですが、このCMは話題になったので知っている人も多いはず。

 

しかし、ストーリーの優秀さだけでなく、短いストーリーの中でGoogleというサービスで何を出来るのかがしっかりと印象付けられる優秀なビデオマーケティング作品と言えるでしょう。

 

ストーリーはインドとパキスタンが分離される前の1947年より前の話、女性は祖父から昔の友人との思いで話を聞かされます。

 

そこからGoogleを使って場所を特定し、友人まで探し出すという物語です。

 

インドとパキスタンの難しい歴史的背景に旧友との再会という人の物語を組み込む事で完全にバズったコマーシャルです。

 

このビデオはたった6日間で4百万人の人が視聴しました。そして、2013年に最も人々が見たコマーシャルトップ10に選ばれています。

 

個人的にはミュートにする部分の絶妙さなど、編集も優れていたなと思います。

 

残念ながら日本語訳はないのですが、英訳が表示出来ますので是非ご覧下さい。





Hinge - The Dating Apocalypse

Hingeというアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアで利用されているデート相手を探すマッチングアプリケーションですが、全編アニメーションかつバックグランド音楽だけですが、このアプリが目指す部分を2分のストーリーで上手く表現出来ていると思います。

 

ターゲットペルソナは若いシングルの男女でかつTinderなどの従来のデータアプリに飽きて疲れてしまっていて、新しい形で自分にマッチした人を探す事を求めている人達です。

 

なので、このビデオの中の人達は最初のパークで従来のマッチングアプリに疲れ果てた顔をしているんですね。

 

このビデオを見て、やはりシンプルな構成が一番分かり易く記憶に残りやすいと感じます。

 

私はこのアプリを使った事がないので、描かれているストーリーと事実が同じかはちょっとわからないのですが。。


 

John Deere - The Furrow

JohnDeereブログThe Furrow

 

John Deereはアメリカの農耕建機メーカー。日本で言うとKomatsuや三菱キャタピラと競合です。

 

彼らのThe FurrowというBlogサイトは彼らのユーザーのストーリーや写真を伝えてニッチな分野でのファン獲得を狙っている。

 

前述した動画マーケティングに比べるとより長期でのお客さんの獲得を見据えているコンテンツマーケティング。

 

このBlogで紹介されているファーム等でのストーリーはやはりそこで活躍している人、苦労して困難を乗り越えた人の話になっています。

 

John Deereのユーザーと苦労、この二つの重要な要素がニッチな分野のファンを増やすのに貢献しているんですね。

 

このBlogの大きな特徴として、John Deere自体の説明や事業、若しくわ製品の説明などは極力省かれている点です。

 

極限までシンプルにしてユーザーのストーリーに集中しています。

 

ユーザーの為のユーザーが集まるコミュニティを提供する形のマーケティング施策ですね。

 

効果が出るまで時間がかかりますが、ニッチな業界では非常に効果のある方法ですね。

 

ニッチな商品の業界でのデジタルマーケティングの参考になりそうですね。




Dupont




どちらの動画ともにDuPontのものですが、普段DuPontのようなB2B企業の製品を私たちコンシューマーサイドで意識する事はとても少ないです。

 

そういった意味でこのような製品がどのように私たちの社会で生かされているか知ってもらう為にこの手の動画は効果が高いと思います。

 

ブラジルの警察での防弾チョッキ素材と彼らの職員の話を織り交ぜたストーリーになっています。

 

そして2番目のビデオはフィラデルフィアの消防士とDuPont製品を絡ませたストーリー仕立てになっています。



このようなビデオはまさに私が例に出したネジのマーケティングで利用したものと似ています。

 

B2CやEcommerceサイトとは違いB2Bは確かにすぐに結果が出る訳ではありませんが、このように製品のバックグラウンドにあるストーリーをそこに携わった人を絡ませるというのが見ているオーディエンスの共感を得ます。



日本の企業でも大いに参考になる方法だと思います。




Patagonia

パタゴニアのブログ


アメリカのアウトドア衣料品メーカーのパタゴニア社は会社HPにStoriesというBlogサイトを持ち、直接的なアプローチでの販売ではなく独自の視点から社会的・自然保全の観点からBlog記事を掲載し、間接的にブランドの認知とブランド力を高める働きをしている。

 

こういった事も彼らのファンである客のペルソナ分析から彼らがより社会的な問題や自然の保全等に関心が高いという結果から。

 

こういったストーリーの端々にパタゴニア製品が登場する事でストーリーの中で商品の宣伝を無言のうちに行っていますね。

 

先ほどのJohn Deereに似たアプローチと言えるかもしれませんね。

 

 

 

まとめ:人をストーリーの中心に置いて共鳴させる

1.これからのデジタルマーケティングはストーリー性が大事
2.ストーリーの中心はいつも人 
3.失敗・困難から問題を解決ストーリーが人の心に響き、人は共鳴する

 


今回はデジタルマーケティング施策の中の6ステップ目だったマーケティングストーリーについて、売上増加に繋げる為の重要な考え方を紹介しました。

次回はステップ7の使用プラットフォームの検討について詳細に解説していますので、是非ご参考にして下さい。

 

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