◆この記事の内容でわかる事
- 効果的なシャドーイングの練習方法を学び、リスニングとスピーキングを鍛える
◆この記事の執筆者
当記事執筆のTylerはマーケティング経験が20年超のベテラン(大半が米国)。
米国にてMBA、その後Northwestern大学にてマーケティングの過程を修了している。
英語についても500点台から940点までスコアを伸ばし、大学受験英語でも
偏差値45から73まで伸ばすという自らの体験から皆さんの英語学習を応援する
記事を掲載しています。自他共に認める英語教材マニア
今日は私の長い英語学習歴の中でも最も効果の高かったシャドーイングの練習方法について解説します。
シャドーイングでリスニングとスピーキングが劇的に伸びる
シャドーイングの効果
これまでTOEICに特化した記事を掲載してきましたが、少し進んで実戦的な英会話力を付けていく学習方法を紹介していきたいと思います。
TOEICで高得点を取得していても、英会話の実践能力はまだ付いていないという英語学習者の方が多いと思います。
今日は、実際に日本に居住しながらどう英会話の実践力を高めていけるかこちらを解説したいと思います。
私はアメリカに移住して15年以上ですが、移住前・移住後どちらとも様々な英語学習教材や学習法を試してきました。
TOEICの連載の最初の全体像を解説した記事でも度々言いましたが、もし帰国子女や幼い頃に英語圏に住んでいたという事がない限り、語学学習に近道はないという事、地道な努力が少しづつあなたの英語力を上げていくという事をまずは認識して下さい。
その上で純日本人の私たちが英会話能力を伸ばせる2つの方法の内の1つがシャドーイングです。(ちなみにもう1つは英会話を実践する事ですが、これはまた別の機会にご紹介したいと思います)
1人で行う英会話の練習ではシャドーイングが間違いなく最強です。
英会話の学習を長年続けて来て、在米15年以上の私が保証します。
個人で家で練習する場合にシャドーイング以上効果がある練習方法はありません。
むしろTOEICで目標とする点数に届いた後はひたすらシャドーイングでも良いぐらいです。(無論、単語の意味や文章の意味もわかっている上でです。)
また、私が長年多くの英語を勉強している外国人を見ていて明らかに感じているのは語学の習得で大事なのは上手な人を真似する事と会話量を増やす事の2つです。
カラオケで好きな曲を歌手が歌っているのをイメージして歌うように、英語学習でも真似をしながらシャドーイングを行うというのが最も早く効率的な方法です。
英語は早く効果的に習得する方法はモノマネする事です。
声の音質まで真似るような気持ちでひたすら抑揚やアクセントまでモノマネを徹底してみて下さい。
シャドーイングの効果
1.英会話のスピードに自然についていく事が出来るようになる
2.英会話のリズムを体得出来る
3.英会話独特のイントネーションやアクセント、抑揚などに慣れる
という所だと思います。
シャドーイング練習方法
では実際にどのようにシャドーイングを行っていけば良いでしょうか。
以下にシャドーイングのモデル学習ですので、この通りやっても良いですし、あなた自身でよりあなたに合うようにカスタマイズしても構わないと思います。
それと毎日毎日ルーティンのようにやっていくのも時々飽きて、大変と思います。
そんな時はちょっとやり方を変化させてみたり、違うテキストをやってみたりというのも良いと思います。
一番大事なのは毎日少ない時間でも継続するという事です。
もしあなたがこの時点で既にTOEICで860点や900点を超えているのであれば、この英会話を高める為のシャドーイングの練習をしている段階というのはとても楽しいはずです。
そもそも語学の学習はそれまでの自分になかった新しい世界や文化に触れる為のものですから学習自体を楽しみましょう。
では実際の学習ステップを紹介します。
step
1
短い文章、比較的ゆっくり読み上げる教材を選択する。
1回目はテキストを見ながら読み上げ音声に続いてリピートする。
意味の分からない単語や文章も理解するようにゆっくり進んで行く。
2回目はテキストを見ずに読み上げ音声の後にシャドーイングしながら追いかける。
わからなかった文章はテキストに戻り意味を確認する。
これを自然にシャドーイングで音声に付いていけると感じられるレベルまで繰り返し繰り返し行う。
もうこの教材では物足りないなと感じた時にはステップ2に進みましょう。
大体、私の個人の感覚では20回ぐらい行った場合、物足りなさを感じていたと思います。
step
2
ステップ1よりも少し難易度の高い、文章も少し長い物をテキストとして選びましょう。
そして練習の方法順序としては基本的にステップ1と同じです。
これも繰り返ししつこく繰り返して、ちょっともう文章も十分理解してしまってまた読み上げの音声も記憶してしまったなというタイミングになったらステップ3に進みましょう。
イメージとしてはこのステップ2が終わった段階でCNNなどのニュース音声には十分付いていけるようになっているイメージです。
step
3
少し長めの文章にチャレンジしましょう。
YouTubeから見つけて来ても良いですし、教材はEnglish JournalやCNN English Expressなどのインタビューやドラマのシーンなどが入っているバラエティのあるものを選ぶと楽しみながら学習出来ると思います。
step
4
映画やTEDのスピーチなどから真似しやすい長さのスピーチを選んでひたすらシャドーイングしてみましょう。
このステップまで来ているとTOEICのリスニングパートは簡単にはっきり聞こえるようになっているはずです。
私はTEDのスピーチをよく利用していましたが、選ぶ時にはシャドーイングしやすい長さのスピーチを選ぶ事と、出来るだけネイティブの英語スピーカーのものを選ぶ事をお勧めします。
基本的に以上が1人で行うシャドーイングの方法になります。
1人で行うのでモチベーションの管理が大変ですが、上記の方法でステップを進んで行けば間違いなくあなたのスピーキングもリスニングも向上しているはずですし、実践力を試したくなっているはずです。
TOEICや英会話を勉強していて、将来海外と折衝するような仕事や海外で活躍する事を夢見ている方達には、米国に移住するといのも選択肢の一つとしてお勧めしています。
以下の過去記事で米国移住のメリットとデメリットと移住可能性の高い方法について理解して是非チャレンジしては如何でしょうか。
移住希望の方には個別セッションにて移住の可能性等についてアドバイスをしていますので、ご連絡頂ければと思います。
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まとめ
今回は英会話力を高める為の練習方法としてシャドーイングを紹介しました。
1人で行う英会話の練習としては最高の方法だと信じています。
私もアメリカで15年以上、英語で仕事をしていますのでシャドーイングの効果は体感・実践済みです。
まずはシャドーイングを繰り返し行って、自然な英会話のスピードやアクセントについていけるように練習を重ねて下さい。
まとめ
- シャドーイングは1人で行う英会話練習では最高の練習方法
次回はシャドーイングに適した市販の英語教材を紹介していきたいと思いますので、期待して下さい。