◆この記事の内容でわかる事
- TOEICテストで900点を突破する為に日本人が苦手とするPart5と6の文法問題を完璧に仕上げられます
◆この記事の執筆者
当記事執筆のTylerはマーケティング経験が20年超のベテラン(大半が米国)。
米国にてMBA、その後Northwestern大学にてマーケティングの過程を修了している。
英語についても500点台から940点までスコアを伸ばし、大学受験英語でも
偏差値45から73まで伸ばすという自らの体験から皆さんの英語学習を応援する
記事を掲載しています。
今回はTOEICテストで900点台を取るため得点源とすべきPart5と6の勉強方法の解説をします。
TOEIC900点を取る為の文法力とは


900点台を取る為の文法の勉強方法
ステップ1:基礎文法復習期(1-2週間)
文法力を問われるPart5と6ですが、意外に日本人の受験者は苦労する人が多いPartでもあります。
しかしながら、問題となる文法のパターンもありますから効率的に引き続きTOEICにフォーカスして勉強して、900点を突破するには得点源にしていく必要があります。
まず高校レベルの英語に不安がある人はまず軽く高校の授業で使用していたような文法参考書を一読し、忘れている基本文法を思い出して下さい。
これは今までやってきた基礎の部分を素早くレビューする作業です。
もしもう見当たらなければ兄弟のを借りたり、BOOKOFFなどで古本で購入しても良いでしょう。
例えば下記のような本ですね。
総合英語 Evergreen (日本語) 単行本 いいずな書店
総合英語Forest 7th Edition (日本語) 単行本 桐原書店
INSPIRE総合英語―高校英語の総合力完成 (シグマベスト) (日本語) 単行本
ステップ2:Part5特訓期(3-4週間)
現行のTOEICのPart5は短文穴埋め形式の文法問題ですね。
意外と苦手とする人が多いセクションですが、900点を突破するにあたってはここを得点源としほぼパーフェクトで進んでいって欲しいセクションではあります。
実際に勉強するにあたっては基礎的な構文理解が重要になってきますので、まず先ほどの高校英語の総合参考書のような物で一度全体を軽くレビューしてもらい、完全に忘れていたものだけ少しじっくり読んでみて下さい。
例文を暗記したりする必要は当然ありませんので、ここでは各例文などのポイントを掴めればよいです。
ですのでもし不安がある構文や文法に関しては何故そうなるのかというポイントが理解出来るようになる必要はあります。
さて、Part5の短文穴埋め問題は毎回ほぼ同じタイプの問題が出題されますので、出題の傾向とその文法が理解出来れば自ずとやればやっただけスコアが上がるはずです。
そして、ここでも当然TOEICにフォーカスした問題を演習したかどうかが重要です。
このセクションはリスニングとは違いやればすぐに結果に結びつく、つまりこのセクションをしっかりTOEICの傾向を掴んで取り組んだ人は急に飛躍的にTOEICのスコアが上がります。
しかも、丁寧に取り組めばこのセクションをノーミスで突破していく人も珍しくありませんし、実際に私も500点台から940点まで上げた頃にはこのセクションは確実にノーミスで乗り切っていつも時間が無くなるPart7に心の余裕を持って進むというのが私の作戦のうちの一つでした。
では実際の勉強スケジュールのモデルを紹介しますね。
まず高校英語の参考書の次に取り組むのは以下の問題集です。
TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問 (日本語) 単行本 アスク TEX加藤著
解説も非常に1問ずつ丁寧でよく出来た問題集だと思います。
まずこの問題集だけでも十分な点数が取れるようになるはずです。
約1000問掲載されていますので、出来れば毎日100問やって10日間で1週するイメージで取り組んでみて下さい。
一回目が非常にきついのですが、頑張ってやればそれだけのスコアになって返ってきます。
具体的な取り組み方
1.1回目はじっくり取り組んで貰いたいので、家やランチの時間などを利用し て問題を解きながら毎日100問行う。この時に知らなかった事に対して時間をかけて考えて答えを出すのは時間の無駄ですので、全くわからない若しくは知らない場合は問題集右ページの解説を見て覚えて下さい。言うまでもなく、この時に答えを覚えるのではなく、答えを出すロジックを理解するようにして下さい。単語の勉強の場合と同じで知らない又は出来なかった問題にはマークを付けておいて下さいね。必ずマークを付ける、理解したら消すという作業を単語や文法だけでなく、どのセクションの勉強でも徹底して下さい。
2.2回目はマークが付いている問題を解きます。この時に答えを覚えていたから答えれたのではなく、ロジックを覚えているから答えられた問題。この問題のマークを消していきます。
3.3回目以降も2回目と同じやり方でマークが残っている問題を理解するまで、何度も何度も反復して下さい。次第にマークが付いている問題が少なくなって問題集を1週するのがとても速くなっているはずです。9割5分は覚えたなという段階で次の問題集に移っていきましょう。
この問題集だけでもPart5はかなり高得点が取れるようになるという自信があります。
ステップ3:Part6特訓期(2~3週間)
さて、Part6ですがこれは長文穴埋め形式です。
上述の高校英語参考書やPart5の問題集の文法力でもある程度は解いていけますが、Part6向けの問題集も一冊行いましょう。
このPart6は現行のTOEIC形式の中でも実はこのPartだけに的を絞った問題集が少なく、捉えどころがないPartとも言えますが、私は以下の問題集で大きく得点源にし、ほぼノーミスで突破した事により次のPart7に余裕を持って迎える事が出来るようになりました。
TOEIC L&R TEST パート6特急 新形式ドリル (TOEIC TEST 特急シリーズ) (日本語) 新書 朝日新聞出版
このシリーズはコンパクトなミニ書籍っぽい雰囲気を醸し出しながらも、実は電車の中などでも開きやすい大きさの設計になっているだけでなく、解説も丁寧な良書で私も940点まで届いた際に利用した非常に素晴らしいシリーズですので是非高得点を狙っている場合はお薦めします。
ステップ4:Part5&6最終確認期(2~3週間)
最後の一押しとしてもう一冊特急シリーズから以下の問題集をPart5と6の最終確認として使用するともうほぼ完璧と言ってよいのではないでしょうか。
TOEIC L&R TEST 900点特急 パート5&6 (TOEIC TEST 特急シリーズ) 朝日新聞出版 加藤優著
やり方は先ほどの問題集と同じです。
ここまで十分に戦えるだけの文法力を蓄えていますので、この本に関しては最初からテスト感覚で解いてみて解けなかった設問のみマークを付けてひたすらそのマークが少なくなるまで繰り替えすという形です。
さて、Part5と6で最初の高校英語の復習も含めると4冊ですね。
私もほぼこの本の組み合わせでPart5と6はかなり得点源に出来たので、この4冊に出来れば2ヵ月~2ヵ月半で終了し、次の英文読解に移りたいですね。
しかし、もし2ヵ月半で終了出来なくても焦る必要は全くありません。
この問題集を進めている時点で毎日一歩ずつ着実に900点に近づいてますので問題ありませんよ。
まとめ:TOEICにフォーカスした文法の学習をする
先ほど紹介した4冊を終えたあなたはこの時点で十分にTOEICに立ち向かうだけの文法力がありますので恐れずに次のステップに進んでいきましょう。
最初に紹介した高校英語の復習は先ほど紹介した本以外でももちろん構いませんので、高校英語レベルが総ざらい出来る本を一冊サーっと確認して下さい。
そして、最後までなかなかマークが外れなかった文法問題もあると思います。
それは誰にでもあるので、決して完璧を目指さないでください。
単語の場合と同じですが、例えば一週間か二週間に一回どこかで時間を作ってマークが付いている問題を見直して下さい。
そうすればいずれ必ず自然と理解していると思います。
ここも文法マニアになる必要はありませんので次の英文読解のステップに勢いよく進んで行きましょう!!
実は次のPart7の英文読解が私たち日本人には一番難しいパートなんです。
次回に詳細解説しますが、英文は難しくないものの、量がすごいので文章をスキャニングして効率的に解いていく必要があるのです。
まとめ
- TOEICに集中した文法問題集を勉強する事が一番大事
- 完璧を目指さずに、ある程度不正解マークが少なくなってきた所で次のPart7の読解の勉強に進む
今回はTOEICで900点台を取る為の文法の勉強方法についての記事でした。
紹介した問題集をしっかり習得していれば、既にPart5と6については自信を持ってもよいです。
引き続き一緒に頑張りましょう!
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あなたのTOEICでの成功を本気で応援していますので皆さんからの相談を心待ちにしていますよ!
次回はTOEICで900点を超える為の読解問題の攻略勉強法について記事を投稿しますので、是非ご参考にして下さい。
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