◆この記事の内容でわかる事
- TOEICテストで900点突破レベルまで引き上げる為の演習方法についてわかるようになります
◆この記事の執筆者
当記事執筆のTylerはマーケティング経験が20年超のベテラン(大半が米国)。
米国にてMBA、その後Northwestern大学にてマーケティングの過程を修了している。
英語についても500点台から940点までスコアを伸ばし、大学受験英語でも
偏差値45から73まで伸ばすという自らの体験から皆さんの英語学習を応援する
記事を掲載しています。自他共に認める英語教材マニア
TOEICテストで900点を突破する為の仕上げの段階です。
演習を繰り返し行ってTOEICの出題傾向や時間の感覚を掴みます
TOEICの演習するのはなぜ

900点を突破する為の演習問題の解き方
ステップ1:公式問題集をひたすら解く
これまでの連載の中で、リーディング・リスニング共に全ての出題形式についてカバーしてきました。
そして、紹介させて頂いた問題集や勉強方法を行って貰えれば、もう何も恐れる必要はありません。
この最終章では演習をひたすらに行ってTOEICの試験時間間隔を掴むと同時に実際の出題方法に慣れていく段階です。
言うなればTOEICを解剖して分析するという段階です。
書店を覗くとかなり多くの演習形式の問題集が見つかると思います。しかし、実際解いてみると実際のTOEICの問題とはちょっと違うものが多くあります。
私たちの今ゴールにしているのはTOEICで900点を超える事です。
重ね重ねになりますが、実際のTOEICの得点アップに繋がらないものに時間を使うのは今はちょっと脇に置いておきましょう。
私がこの演習段階で使用する教材は全てTOEICテストの実施団体であるETS(Educational Testing Service)が発行している公式問題集のみです。
公式問題集を使用するメリットは単純に一番本番で出る問題に近いからに他なりません。
細かな部分で言うと以下の部分が公式問題集を使用する主な重要ポイントです。
ポイント
1.リスニングの音声のトーンや読み上げスピード、問題と問題との間がほぼ同じ
2.文法穴埋めと読解英文の難易度が本番と同じ
この2点はとても重要な部分です。
特に本番の試験時に”いつも家で解いているのと同じだな”という感覚を試験会場で得る事が超重要だからです。
でも同じ問題が出るわけではないですよね?という声が聞こえそうですが、全く同じ問題でなくてもリーティングもリスニングもかなり近い質の物が本番のテストでも出題されます。
市販の教材はリスニングの音声のトーンや読み上げスピードが違く、正直本番で高得点を取るという目的を果たす上ではあまり近道にはならない事が多いです。
またリーディングについても難しすぎる文法の穴埋めや読解問題も多いというのが主な理由で私は市販のTOEIC演習問題集は使用しません。
使用するのは以下の公式問題集です。
ポイント
公式TOEIC Listening & Reading 問題集1~6
TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編
各問題集にテスト2回分(400問)が収録されていますので、全てこなせば14回分の演習をする事が出来ます。
これ以外にETSからListening&Readingトレーニングという問題集が出ていますが、解説がかなり乏しくお薦め出来ませんので、上級者が解説無しでも問題を解きたいという場合以外はお薦めしません。
では実際に演習をする時にどういう方法で行っていくのが良いのか解説します。
演習方法
- 実際の本番のように時間を測ってテストのように実施する。
この時に実際の問題集に答えの〇などを書き込まずに、別紙を用意して解答を書く。
そして以下のような印を問題側に付しておく
自信のある問題に〇
不安があるものに△
自身が全く無いものにX - 答え合わせ
公式問題集には正答率から最終スコアを予想出来るようになっているが、この段階で予想スコアに一喜一憂しないで欲しい。
ここから先ほど試験中に付けておいた印と見比べて、まず不正解だったものは全て解説も読み、もしそれでもわからなければネット等も使ってなぜ不正解だったのかのリーズニングを行う。
正解であっても問題側に△又はXを付けた物は解説を読んで、あなたの解答した理由と一致しているか確認する。
これでたまたま正解していたけれども、解答に導く知識が足りないものをフィルタリングして抽出出来る。
確認して、それでもまだ不安があれば、別にノートか何かに書き写す。
TOEICを含めどんなテストも正答する確率をいかに上げるかという部分が肝で正答率が上がれば自ずと総合スコアも上がるはずである。
なかなかTOEICの演習をしていても点数が上がらない人達はこのなぜ間違えたのか、どの形式や文法の問題に不安を残しているのかというあなたの実力の解剖部分をクリアに出来ていないケースが多い。
つまり、この類のテストは数内当たれ方法では一向にスコアは上がっていかないのである。 - 他の公式問題集を一周したところで再度、演習に使用する。
他の公式問題集を一周したところで再度演習する。出来る限りパーフェクトに解答する事を目指す。
1回目と同じようにマークを付しながら、答え合わせの後に間違えた問題と不安な問題について再度しっかり確認する。
不正解だった問題についてはエクセルシート又はノート等に書き写して定期的に苦手な問題として繰り返し目を通す。 - シャドーイング&速読
2度目までは良いが3度目はもう答えを覚えてしまっていてテスト形式で問題を解く意味が薄れてしまうので、2度行った後は、リスニング問題の音声をiPhoneやポータブルプレーヤーに入れて普段のリスニング教材として使用する。
リスニングする際にはささやくような声でもよいのでシャドーイングを行うと効果が高いし、TOEICのスピードとトーンに完璧に慣れる事が出来る。
リーディングについても少し時間のかかるシングルパッセージの問題よりもダブル&トリプルパッセージの問題を毎日速読教材として使用し、読むスピードを上げる訓練を毎日続けると同時にどういった箇所が問題とされるのかのTOEIC読解問題のクセに慣れるようにする。
ステップ2:900点突破のための仕上げ

TOEIC900点突破のための仕上げ
この方法で全ての公式演習問題をやり終えればあなたは少なくとも既に800点台を取る実力はついているはずです。
この時点で一度本試験を受験する事をお薦めします。
本試験の雰囲気、時間配分、リスニング&リーディングセクションでどの程度現在の実力がどの程度か掴む事が大事です。
ここまでTOEICの勉強に集中していると、スコアが返ってくる前にどの程度出来たのか既に自分の中でテスト時の感触からわかっているはずですので、不安なセクションに戻って完璧に理解するまで繰り返し勉強して下さい。
しかしながら、この時点まで来ると定期的週に1~2度程度は新しい演習をこなしたくなると思いますので、その場合は下記の”良質な”市販演習問題で数をこなしていって下さい。
しかし、重要なのはテストと同じ容量で本番の試験のように解く事と、不正解・不安な問題は必ずなぜ間違えたのかをじっくり考えて、数度解き直しても駄目な場合はエクセルシートやノートに書き写し、わかるようになるまで繰り返す事です。
良質な演習問題リスト
TOEIC TEST 新形式模試 はじめての挑戦 IBCパブリッシング
TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リーディング ジャパンタイムズ
TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リスニング(CD-ROM1枚つき) ジャパンタイムズ
TOEIC(R)テスト新形式精選模試リスニング2(CD-ROM1枚+MP3音声無料DLつき) ジャパンタイムズ
TOEIC(R)テスト新形式精選模試リーディング2 ジャパンタイムズ
TOEIC TEST 模試特急 新形式対策 (TOEIC TEST 特急シリーズ) 朝日新聞出版
TOEIC LISTENING AND READING TEST 標準模試1 IBCパブリッシング
TOEIC L&R TEST 標準模試2 IBCパブリッシング
まとめ
この連載で紹介した問題集をほぼ終えていればあなたは十分に900点を突破する実力が既にあるか、もしくは到達する直前あたりまで来ています。
自信を持って本番のテストに臨んで下さい。
もし惜しくも届かない事があっても、もうあとほんの少しの所にいますから絶対に諦めないで継続しましょう。そうすれば後数か月内に目標であった900点を突破しているはずです。
その先には英語を使って海外と接する仕事をしたり、海外に転職したりという新しいあなたの未来が待っているはずです!
まとめ
- 演習をこなして本番のテストの時間間隔やレベルに慣れる
- 不正解や不安な問題をしっかり抽出して、実力のレベルアップに確実に繋げる
今回は一連の連載の最終章にあたる演習編でした。
本番の試験時間の感覚と自信のウィークポイントをしっかり把握し、克服すれば必ず良い結果が待っています。
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もしお時間が許せば、以下のTOEIC試験を受験するメリットとTOEICスコアを生かした転職をするメリットの記事をご覧頂き、モチベーションの維持のために参考にして下さい。
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